10月27日の日記

2004年10月27日 お仕事
今日は表面粗さを測定していた。
表面粗さとは品物の表面状態を示す指標の一つで、でこぼこ具合を表します。
物の表面に、粗さのレンジによって違う測定子を軽く当てて滑らせるように動かし
上下移動の履歴をプロットすることで形状を得、そこから品物の出来を見る材料の一つにします。

粗さを示す指標って、今まで大雑把に3種ほどしか理解してなかったのよね。
他にも合計10いくつくらいあるのは知ってるんだけど、
あえて掘り下げていくことはやってなかった。
それでも今までは十分だった。

今日計測したテストピースは結構品物同士の接触や摩擦、磨耗の微妙な影響を調べたいと言うことで、
粗さに関する全てのパラメータを知りたいって指示だったんだよね。

だけど、印刷する紙の都合で、ある項目をはしょっちゃったんですよ。
自分がよく理解できていなかったのもあるけど、そんな重要とは思えないよね〜くらいの気持ちで。

そしたら削除した項目が一番知りたかったんだけどな・・・ってことを言われてションボリ。
品物の磨耗しやすさ・させやすさを表すパラメータだと説明された。
今まで自分がそれを知らないままで、そして機会があったら勉強して見るか・・・
程度の認識だった為、少し恥ずかしくなった。
今回はプリ測定だったので大怪我じゃなかったけど、
もしもやり直しがきかない状況だったら・・・と考えると冷や汗が出た。

いままで曖昧な認識だった10数項目を整理して見るかな・・・と、この機会に思った。

仕入れた知識で少しずつつまんで効率良くやってる人でも1.5流くらいになるのはそんなに時間はかからない。
但し、そこからAランク、Sクラスいわゆる超一流に入るための壁は半端ではない。
その世界で20年やっていると 20年に一度あるかないかの体験をしている可能性が有る。
超一流となるにはまずは時間が必要だ。次に重ねた時間の密度。
指示通り動くことしか教わってなくて、言われるままを惰性でやってることが有る。
土壇場の踏ん張りに大きく影響すると私は認識している。

横道に入って掘り下げるていくと、本線に復帰したときにより注意深く沢山の情報に気づく。

時には気になったことを深く探索して、アンテナを広げていたいと思う今日この頃。

いや 仕事しろ自分。

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